五島 赤島の旅
     −西の果て 長崎県五島列島 赤島−
      (地図:長崎県五島市赤島町
赤島は福江港から南へ船で20分ほどの、溶岩でできた小さな島です。お隣の黄島(おうしま)は釣り人やダイバーに人気があり住民も多いのですが、ここではかつて300名いたという住民も今では10名ほどだそうです。
「赤島を無人島にしないために」この島出身の有志数名で建てた”あかしまの家”は、近くに住む方々が管理しています。1泊ひとり¥1500ほどで誰でも借りることができ、2家族くらいなら余裕で泊まれます。今回は男女11名でしたが、布団を並べれば夏場は雑魚寝でOKです!
キッチンには必要なもの全て揃っているので、食材と飲み物だけ持ち込めば即島民になれます。ちなみにお店や販売機は一切ありません。つまり自炊するしかないのです(*´丱`)♪
和室、リビング、キッチン、バス、トイレとごく普通の平屋で大きな庭があり、バーベキューもできます。
夕涼みもばっちりですが、蚊が・・・ね。夏場は虫除けスプレーや蚊取り線香を持参しましょう。
庭の脇を降りるとすぐ海です。その先の磯ではシュノーケリングで美しい五島の海を堪能できますヽ(・∀・)ノ
赤島には水道はありません。雨水を貯めるタンクが各戸に設置してあり、パイプが配管されています。
料理は沸かして使うので問題ありませんが、飲み水はミネラルウォーターがよいかも。
夜は捕れたての魚や貝で大宴会。
今回は書道の会のレクで、身内みたいな
20代から60代までの男女総勢13名の旅。
左の青いシャツのダンディな方がI氏です。
家の管理をしている他、昼間は船を出して磯に
連れて行ってくれる”島体験インストラクター”、
夜は宴会にも参加してくれたりと大忙し☆
もちろん私も一緒に潜ってもらいました。
家族連れやグループでちょっとした島の暮らしを
体験するにはぴったりだと思いません??
滞在中は財布も化粧も要りませんΣ(ノ∀`*)
アウトドア好きにはたまらない島です。
興味のある方はぜひメールください。
(楽しませてもらったお礼に宣伝♪)
島のあちこちで草に埋もれているのは、朽ち果てていくだけの廃屋や神社の鳥居。
なんとなく「夏草や 兵どもが・・・」と呟きたくなる、ちょっと淋しい風景です。
船着場で網から魚を外してしたお父さん。
イセエビ以外は海にポイポイ捨てていました。
「いるなら持っていかんね〜。」と、そこには
エイやらイシガキダイやらカワハギやら・・・
目がキラ〜ン☆もちろんすかさずgetです☆
網にはアオブダイやヒメジに混じって
でっかいエイが掛かってたなぁ・・・

ところで、船着場周辺では釣りのポイントです。
本格派の釣師からサビキ専門の人も遊べます。
アジ狙いのサビキでクロ(メジナ)を釣りましたw
クロだけでなく水イカ(アオリイカ)も釣れました。
タイミングによっては大物も期待できますよ〜♪
福江−赤島−黄島を結ぶ定期船は毎日2往復です。I氏を初め、島の人も見送りに来てくれました。
赤島はこんな島
島で見つけたカタツムリ☆オマケです
赤島のことを検索していたらちょっと気になるトピックを見かけました。
’99年8月のNew York Timesでこの赤島が日本の未来の象徴として取り上げられたそうです。
ちょっと難しい話になるけど、日本の高齢化と行き過ぎた行政の問題に突っ込んでいるようです。
過疎化が進んだ赤島の数人の住民のために、行政が多額の補助金を出して海底ケーブルを2本引き、毎日2便の定期船を運航させているという内容です。そんなお金を使うから電話代が高くなり、ネットの普及が進まないとか、税金が高くて景気がよくならないとか、どーのこーの。
離島を多く抱える長崎県にとっては大真面目な議論になるお話しですが、ここでは難しい問題は置いといて、
単純に赤島ってすごいと思いません???
日本人、いや長崎人でもあまり知らないこの島、New York Timesの誌上で世界デビューしてるんですよぉ。