荷物について
 今回は同居の弟とのふたり旅。嫌でも増える帰りの荷物対策のため、サムソナイトと小型のキャリーバッグにしました。数日で同じホテルに戻るパターンで日程を組み、基点になる所に大きな荷物を置かせてもらい、キャリーバッグで身軽に動こうという魂胆。スーツケースはリマに置きっぱなしでした。普段は少ない荷物に美徳を感じる私ですが、意外とかさばったのが衣類。ふたり分の着替えだけならキャリーバッグで十分のはずが、冬物と夏物が必要なので、機内持ち込みサイズのキャリーはパンパン。しかもふたりしてクスコ近辺で大量にお土産を買ったので、予想どおり破裂寸前。ピサックの市場でおみやげ用のバッグを買うはめになりました。

 着替えも最低限、化粧品類も最小限、小さく小さくしていた姉に対し、その辺は無頓着な弟。感覚の違いは経験の違いか?とうなだれつつ…「後はよろしく」と積まれた荷物の山の前で「却下!却下!」と絞込み、出発4日前にせっせと荷造り。いつものように空港宅配で先に発送しました。今回初めてJAL宅配サービスを利用しましたが、マイル付きで往復¥3500はかなり安かったです(某社では¥4500近い)。
服装について
 私達が旅をしたのは、7月後半〜8月初めです。同じ時期に旅行される方は以下を参考にしてください。

 1日の間に冬と夏が訪れる不思議な国へ出かけるにあたり、洋服についてはかなり悩みました。同じ時期にペルーへ行った方々の旅行記の写真で、現地の人がどんな服を着ているのか隅々までチェックしました。結論としてTシャツから冬用のジャケットまで必要だと判断。どんな気温にも対応できるのは重ね着ということで、半袖&長袖Tシャツ数枚、ニットのインナー、トレーナー、シャツ各1枚、キルティングのジャケット(ジッパーで密閉できるビニールの袋に入れて持参)、一重のマウンテンパーカー、ジーンズ2本に決定。ジーンズは、マチュピチュで汗と土埃りでドロドロになりクスコのホテルで、もう1本もプーノで洗濯したくらいなので、1本で着たきりすずめは少し厳しいかも。

 クスコやプーノなどの高地では、陽が落ちる頃から急に冷え込みますが、しっかりした上着があれば厚手のセーターまでは必要ないかと思います。元々買うつもりだったアルパカのセーターをクスコで買いましたが、一度も着ませんでした。全般に、風を通さないマウンテンパーカーとトレーナーが、着まわしもきき役立ちました。陽射しの強い高地の昼間は半袖の人もいましたが、私は日焼け対策のため長袖Tシャツで過ごしたので、半袖Tシャツはもっぱらインナーになりました。リマで帰国前の人から「プーノは極寒でしたょ」と携帯カイロをもらいましたが、幸い出番はなく、再びリマに置いてきました。暖房のないホテルだったらそう感じるのかもしれませんね…

 ナスカ方面は砂漠なので、高地とはまた気候が違います。上着は要らないくらいです。ナスカに続いて訪れることの多い太平洋沿岸は、この時期海からの深い霧に覆われています。当然湿度も高く、太陽がぼんやり霞んで見えます。バジェスタス島は、私たちが行った日は小雨に近い霧が出ていました。スピードボートの上はかなり冷え込みますので、風を通さない上着か、ビニールのレインコートをお薦めします。

 最後にちょっとした手洗いのコツを。下着も靴下もTシャツも、手で絞った後、ホテルのバスタオルなどの上に置き、端からのり巻き状態にします。そこでもう一度絞れば、軽く脱水をかけた程度まで水分が取れます。ジーンズなどの大物は二人がかりで絞ります。寝る時は部屋の中に干し、オイルヒーターがあれば、外出中はそれを風呂場に入れて乾燥室にします。これならジーンズなどの大物も1日で乾きます。乾燥している冬のこの時期、クスコやプーノでは暖房のあるホテルならひと晩で乾きますが、リマは湿度が高いため全く乾きません。ホテルのランドリーサービスかコインランドリーを利用するのが賢明だと思います。
高山病について
【症状】標高2500mを超える辺りから、頭痛、吐き気、倦怠感、眠気、めまいなどの症状が現れ、重症になると脳水腫、肺水腫などの死に至る合併症を引き起こすそうです。ただし高度を下げるとウソのように回復するそうです。

【原因】酸欠です。急激に高度を上げることが一番の要因のようで、症状の度合いは年齢、体力などに関係しているとは言えないようです。体調?体質?その時の運?何とも言えませんが…

【予防】高山病にならないためには、徐々に高度を上げるのが一番のようですが、リマから空路クスコ入りする旅行者の場合はどうすれば?高地順応のため到着後ゆっくり身体を休めるしかないとのこと。クスコではほとんどのホテルでアーリーチェックインができるようです(マチュ行きの列車の関係で早朝アウトが多いからでしょう)
”病”とまでいかなくても、多くの人が軽いめまいや息苦しさは感じると思います。
@過度な運動をしないAアルコール、タバコは控えるB熱い風呂に入らないC炭水化物を多く取るD十分に水分を取るE食べ過ぎない(胃腸の働きも鈍る)等、高地での体調管理には十分注意しないといけません。

【予防薬】有名なのがダイアモックス。緑内障治療や、利尿剤として使われる薬です。血中のアルカリ分を排出し、血液を酸性にしてくれますが、手足の先が痛くなるなどの副作用があるそうです。
私たちはホームドクターからラシックスという利尿、血圧低下作用のある薬を処方してもらい、毎朝1錠ずつ服用しました。この薬にはダイアモックスのような副作用はありませんでしたが、さすが利尿剤。服用後1〜2時間はトイレがないと冷や汗ものでしょう。どちらの薬も血圧を下げる作用があるので、めまいなどの副作用もあるかもしれません。他に、↓で紹介している”食べる酸素”も事あるごとに服用ました。
頭痛などの症状にも効く、アスピリン(バファリンなど)や、消化剤の服用も良いと聞きました。

【参照】外務省HP医療情報 高山病で死なないために
 

標準装備品に加え、普段持っていかないようなモノたち・・・
ちょっとだけ披露♪
ダウンした時、お疲れモードの時用
ダウンした時、食いっぱぐれた時用
アミノ酸、マルチビタミンなどなど

電解質の補給のため、毎日ミネラルウォーターに溶かして持ち歩きました。持って行ってよかったぁーと思うNo.1のモノです。 クスコで高度からくる膨満感と疲れでホテルから出る気力がなかった日、夕食代わりに食べました。お薦めの一品! 特に高地での6日間、体力維持のために朝晩欠かさずホテルでポリポリ。それで元気だったのかも…ということにしましょう。
”食べる酸素”グレープフルーツ味
95粒入り@\800 1回10〜20粒or ∞


高山病予防薬、抗生物質、胃薬&消化剤
解熱鎮痛剤、虫除け、軟膏、酔い止め

高度&気圧計、コンパス、万歩計


高山病対策の切り札になるか?!
ということで購入。毎朝活動前と、移動中も高度を上げる直前に”噛んで”食べました。二人で6日間で190粒完食。
飲みなれた薬を中心に病院で処方してもらいましたが、高山病予防薬と消化剤以外は飲みませんでした。セスナ用の酔い止めも、当日部屋に忘れて出かけたので未使用(爆) 高度計はとても楽しめました。コンパスは飾り。万歩計は正解でしたが、初日に電池切れ。事前に取り替えておかなかったことが悔やまれます。他に気温計も持参。
グローブ、リストバンド、レインコート
シャンプー類、綿棒、爪切り、Victorinox
定番、お洗濯セット

ワイナピチュ登山にグローブは必携です。レインコートは寒さ対策の意味も兼ねて持参しましたが結局も出番なし。小雨が降って風が冷たかったバジェスタス島クルーズに持っていけばよかったと後悔。 シャンプー類は気圧対策のため、ボトルのキャップがきちんとしまるタイプにして、さらにジップロック!愛用のVictorinox Traveler はハサミもついているタイプなので、何かと役立ちました。 靴下や下着のお洗濯には必需品。ピンチが10個あれば十分。洗剤はいつもフィルムケースに入れていき使ったら捨ててきます。これなら湿った洗面所でも扱いやすくとても便利です。
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