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1.7月22日(木) 長崎⇒羽田⇒成田⇒ダラス⇒リマ
お留守番
2週間家を空けるとなると、一番悩んだのが愛わんこコピン。ペットホテルに預けるかどうかずいぶん悩みましたが、ゲージの中に入れっぱなしで2週間過ごさせるのもかわいそうで、結局は家に置いていくことにしました。逃亡癖のある飼い主を持ったせいか、自分がお留守番の時は無駄に後追いしたりスネたりしません。大きな荷物を持っていると「また母ちゃんはお出かけだな?!」と言わんばかりに愛用のソファーから動かず、フテ寝。そんな彼女を両親にお願いし、後ろ髪を引かれながら出発しました。朝の9時半頃でした。

★姉弟 in 江戸
いつもはひとりの羽田で、弟といるのがなんか変な感じでした。お昼を食べながら長崎弁丸出しで話していると、近所でご飯を食べているような気がして、そこが羽田でこれからふたりではるか地球の裏側まで行くとは思えませんでした。それでも、成田に着き、見慣れないカラフルな飛行機を眺めていると、だんだんテンションが高まってきました。

★ピリたまとの出会い in 成田
ショッピングゾーンをウロウロしていると、とあるお店の前でふと足が止まりました。カゴに積まれた、コチジャン入りの醤油に漬けた味玉。そのおいしそうな色に、卵好きの姉と弟の目は釘付け。その”ピリたま”というネーミングもそそられる・・・「うまそぉーっ」「買う?」「買おうか?」「リマに着いてからのビールのおつまみだな」と、これから南米へ旅立つというのなぜか成田で味玉を購入(¥500)しました。弟のリクエストの焼き梅と一緒にリュックの中に納まりました。まさかこのピリタマが、その後各地で笑いを誘うことになるとは思いもせず・・・ピリたまの長い旅の始まりです。

★アメリカン航空
夏休みに入ったばかりですが、成田はそう混雑はしていませんでした。学生時代の渡仏時はいつも大韓航空で福岡から出国でしたし、その後も関空を使うことが多かったため、実は成田からの出国は3回目。こんなに暗い空港だったかなぁーと思ったのは、きっと関空に慣れてしまったからでしょう。初めて乗るアメリカン航空、AA060便の機材はB777。エコノミーシートの配列は、2−5−2と中央の席が5列。もしひとり旅で真中の席だったら最悪、トイレに立つのも面倒臭いだろうな思いました。実は手配時に指定してもらった席は中央の通路から2席だったのですが、後でこの配列を知り、AAに電話して窓側2席に変更してもらいました。12時間の長旅、お隣に気を使いたくなかったからです。乗り込んでみるとほぼ満席状態で、この小さな変更は正解でした。ただ…前の席に2歳くらいの子どもがいて、この子が全く寝てくれず、ダラスに着くまでずーっとグズっていたのには参りましたが…こればかりは仕方ありません。
シートはピッチも広めでエコノミーにしては快適でした。また、各シートの背にひとつずつモニターがあり、フライト状況はもちろん、たくさんのチャンネルがあります。日本語の映画やNHKなどの日本語の番組もあります。あまり眠れない私は映画を2本観てしまいました。モニターのリモコンは機内電話にもなり、クレジット通話ができるようです。PC用の電源もありました。

★ダラスのトランジット
12時間の長いフライトを終え、ダラスに到着。リマ行きの出発が少し遅くなり、この時点では2時間あるので余裕でした。アメリカはトランジットでもいったん入国が必要で、パイロットプログラムと税関申告の書類を持ってイミグレへ。いつもどの列が早そうか予想するのですが、ひと目で移民だと思われる人が少ない列を選んで並んだはずが…勘が外れ、待っている間に1時間が過ぎ、少し心配になりました。米国人用のブースはすでに空っぽ。そこで、途中で書類の不備がない
かあらかじめチェックに来てくれたおじさん(職員)の胸に French と書かれていたのを思い出しました。そのおじさんを捕まえて「リマ行きに乗り継ぐんだけど、あまり時間がないので米国人用を通らせてください!」と、フランス語で交渉してみたところOKが出ました。アメリカでフランス語なんて、変な日本人…でも意外なところで役立つもんだとにんまりしながら急いでパスポートコントロールを済ませたのでした。リマ行きの航空券は成田でもらっていましたが、荷物は1度P/Uします。クレームタグはすでに成田でリマまでのものをつけてくれているので、職員に指示されるままリチェックインのブースへ持って行くだけです。イミグレからリチェックインはスムーズに進み、ロビーへ出たのが出発45分前。再度出発ロビーへ入るのですが、ここでちょっと空港の外へ出てみました。日本のような蒸し暑さの中、12時間ぶりのニコチンタイム。「意外と我慢できるもんだなぁ」と、弟。それから出発ロビーへ向かいましたが、検査は普通に(?)厳しかったです。当然、上着も靴も全て脱がなければいけません。

★寝ても覚めても…
AA947便の機材はB757。あの米同時テロで墜落した型(なんとなく怖っ)シート配列は3−3で、モニターは通路の上から降りてきます。日本人はぐっと減り、機内アナウンスも英語とスペイン語に変わりました。離陸後30分ほどで海に出ました。成田を18時に出て夜を機上で過ごした後、続けて7時間のフライトです。感覚は昼間なのに、日が暮れていくのが不思議です。寝ても覚めてもいつまで経っても空の上。いつ赤道を越えたのかもわかりませんが、いつしか高度が下がり初め、オレンジ色にかすむ街が見えてきました。リマ到着後のイミグレはスムーズに進み、到着ロビーに出ると、深夜とは思えないほど大勢の出迎え客でごった返していました。その中に迎えに来てもらったpepeさんを見つけひと安心。pepeさんの車で空港を後にしてすぐ、インカコーラの看板を見てもここがペルーだとは信じられなかったのは、BGMがmisyaだったから?空港から20分ほどのペンションに到着したのは、午前2時(日本時間3日16時)近く、長崎の家を出てから36時間以上経っていました。頂いたコカ茶のおいしかったこと…
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1.出発⇒リマ2.リマ3.リマ⇒クスコ(市内)4.聖なる谷・オヤンタイタンボ5.マチュピチュ6.マチュピチュ⇒クスコ
7.クスコ⇒プーノ8.チチカカ湖9フリアカ⇒リマ10.リマ11バジェスタス島&ナスカ12.リマ⇒出国13帰国